ふぉーかもダイアリー

主にキャリア

履物は揃えて脱ごう、乱れていたら揃えよう、心が落ち着きます

「脚下照顧(きゃっかしょうこ)」

自己を究明する。自己を見失わない。

 足下を見なさい、履物をそろえましょう、ということなのですが、しかし真意はもっと深いところにあります。脚下とは自分の足下。自分の足下を顧みるとは、わが身やわが心を振り返り、よく見極めるということです。私たちは日々次から次へと様々なことに流されて、もの事を静かに見つめる機会があまりありません。そんなことからのちょっとした見つめ方です。何かをしようとしたとき、そのことについて周りはどう思うかで選んでいませんか。選び方はどう思われるかではなく、どうしたいかです。そして、それらをやろうとしたとき、正しいかどうかを気にしてしまうのです。正しいかどうかではなく、やりたいかどうかで選んでください。次にないものばかりに気がいってませんか。ないものばかり気にするのではなく、今あるものに、ありがとう、お陰さまと感謝してください。そして、他人の機嫌を取るようなことになっていませんか。自分の機嫌を取るようにしてください。言い換えますと、人に頼るという手段を選ぶ。自分がその人の助けが必要だと気づき、主体的に、積極的に人に頼ることを選択するということなのです。このことが、自分自身で自分の機嫌を取るということです。出来ることは自分自身で一生懸命、出来ないことは助けてもらって一生懸命、これが基本です。心にゆとりが出来れば自分自身もよく見えてくると思います。履物はそろえて脱ごう、心が落ち着く。履物が乱れていたら、そっとそろえておこう、みんなの心が落ち着きます。