無事是貴人「無事」
「平穏無事」「何事も無い」ではなく、「外や他に救いを求めない心の状態です。
今をしっかり生きる、今を充実して生きたいという思いを、「無事是貴人」という言葉が表しています。そして、そのような思いでの大事なことは、失敗や成功よりも「そのときの正解」に向き合うことです。一般的には失敗は✖で成功が○です、よって成功が正解となります。しかし、全部がそうなんでしょうか。全部そうとは限らないと思います。失敗も成功もどちらも結果です。大事なのは、次に繋がっていかなければなりません。次へ繋がり、より良いものへの発展形となる継続的改善改良をと考えたときの正解はどちらでしょうかということです。成功のときの満足的な思いで終わってしまわないかということなのです。成功は終わり、失敗は継続、こんなふうに考えたら失敗の意味合いが正解の場合もあるでしょうし、失敗から学ぶことを見いだせたら正解といえることもあると思います。成功しても終わってしまえば過去のものとなり、日進月歩変わって行きますし答えも変わって行きます。いかにして、継続してゆくかということが大事であることから、その時の正解を見出して次に活かしてほしと思います。
